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中国の反撃を許したASEAN外相会議

 24日からラオスの首都ビエンチャンで開かれたASEAN10カ国外相会議で「ハーグ裁定」の尊重が盛込まれなかった理由は幾つかあります。

1.全会一致の原則から1国が反対しても纏まらない。
2.親中国の議長国カンボジアが強く反対した。同じく議長国(?)ラオスも中国から多額の援助を受けている。
3.王毅外相が早目に乗り込んで個別に会談し、切崩しを図った。
4.ケリー国務長官が遅れて参加し、後手を引いた。

 しかしこの後、27日に行なわれた米比会談は思いの他、巧く行ったようです。(下記3番目の記事)


限界曝したASEANの「全会一致」原則 親中に引き摺った議長国カンボジア
      2016.7.25 21:29          産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160725/wor1607250068-n1.html~n2.html)

 【ビエンチャン=吉村英輝】 東南アジア諸国連合(ASEAN)は25日、日米中等との個別協議を前にしたギリギリのタイミングで、前日の外相会議の共同声明を纏め、何とか「結束」を演出した。だが、南シナ海問題を巡る仲裁裁判所の裁定には触れられず、加盟国間には大きなしこりが残った。中国に翻弄され露呈したASEANの「全会一致」の限界は、拡大を続けて来た地域統合の在り方に影響しそうだ。

 「全ての外相が大きく一歩を踏出した」。25日朝、急遽(きゅうきょ)開かれたASEAN外相会議。前日物別れに終った声明文案で妥協に漕ぎ着けたインドネシアのルトノ外相はそう強調したが、表情は厳しかった。

 南シナ海のほぼ全域で中国が主権を主張する根拠とした「九段線」は、仲裁裁判所に否定された。裁定は、自国の排他的経済水域(EEZ)が九段線と一部重複するインドネシア等、提訴したフィリピン以外の加盟国にも、秩序と安定を与える内容だった。

 だが、カンボジアは、過去に採択した声明文迄も引っ込め、中国に配慮するよう迫った。背景には、30年以上に亘りカンボジアの実権を握ってきたフン・セン首相が、軍事的にも経済的にも中国へ依存を深めざるを得ない事情が指摘される。国内でも強権体質が強まり、2018年の総選挙を控え政治対立が激化している。


米が出遅れて中国のASEAN分断許した ケリー氏入り前日に    
      2016.7.27 09:30          産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160727/wor1607270003-n1.html~n2.html)

 【ビエンチャン=吉村英輝】 ラオスで26日に閉幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)関連閣僚会議で、米国のケリー国務長官は、南シナ海での中国の主権主張を否定した仲裁裁判所の裁定を梃子に、日本等と対中包囲網の形成を狙った。だが、肝心のASEANは中国の分断工作を受け、共同声明への仲裁裁定言及を断念。中国の後手に回り、想定外の苦戦を強いられた。

 ケリー氏は26日、現地で記者会見し、「ASEAN諸国を含む多くの国」が仲裁裁定を受けた南シナ海問題の平和的解決を目指しているとの認識を示し、「勇気付けられた」と述べ、ASEANとの共同歩調をアピールした。

 米国務省によると、欧州歴訪から25日午後に現地入りしたケリー氏は、ASEAN議長国ラオスの外相と会談し、仲裁裁定を支持する共同声明の発出等を促した。だが、その時点で、声明は発表済みだった。

 一方、中国の王毅外相は前日の24日から、声明文案を巡り未だ揉めていたASEAN各国の外相と会談を重ね圧力を掛けていた。ケリー氏の出遅れ感は否めない。

 ケリー氏は25日、仲裁裁判所の裁定が示されてから初の米中外相会談に臨んだが、内容に就いてはコメントしなかった。王氏は仲裁裁定を「フィリピンが一方的に申し立てたもの」と認めない姿勢を崩しておらず、議論は平行線を辿ったと見られる。

 中国外務省は26日、ケリー氏がこの会談で、中国とフィリピンの対話を支持した上で、「米国は仲裁裁定に就いて特定の立場を取らず、なるべく早く仲裁裁定というページを捲り終え、南シナ海の緊張を緩和すべきだ」としたとの“解釈”を発表した。

 ケリー氏は26日、次の訪問地であるフィリピンに出発。会見では、27日に予定しているドゥテルテ大統領との会談へ期待を述べた。

 ただ、ドゥテルテ氏は25日の施政方針演説で、仲裁裁定に就いて「強く支持し尊重する」と簡単に触れただけ。アキノ前政権のような対中牽制(けんせい)での協調を期待するのは難しそうだ。


ドゥテルテ比大統領、「判決を尊重」 米国務長官と会談、共同歩調を明言
     2016年7月28日 東京朝刊            毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160728/ddm/007/030/086000c

 【バンコク岩佐淳士】 フィリピンのドゥテルテ大統領は27日、首都マニラで米国のケリー国務長官と会談し、南シナ海問題を巡る中国との対話に就いて「如何なる協議も(オランダ・ハーグの仲裁裁判所が中国の主張を退けた)判決を前提に行なう」と述べた。比大統領報道官が明かした。

 6月末に大統領に就任したドゥテルテ氏は中国との関係改善に意欲を示しているが、仲裁判決に就いては中国に受入れを求め、「法の支配」を訴える米国と歩調を合せることを明言した形だ。仲裁判決後、米比政府の本格協議は初めて。

 ケリー氏はヤサイ外相とも会談した。その後の共同記者会見で、ケリー氏はフィリピンが仲裁判決後、「責任を持った上で慎重に対応している」と評価した。ヤサイ氏はフィリピン国内に米軍を駐留させる新軍事協定の「完全な履行」を明言し、両国の同盟関係強化の継続を強調した。

 25日に発表された東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の共同声明には、仲裁判決に関する記述が盛込まれなかったが、ヤサイ氏は「声明には国連海洋法条約の順守や法的、外交的手続きの尊重等全ての要素が盛込まれた」と強調。ケリー氏も「声明にとても満足している」と語った。

 ドゥテルテ氏は中国とのパイプを持つラモス元大統領を特使に任命し、中国との2国間協議実現を目指している。一方、中国は2国間協議の条件に判決棚上げを持出しており、ドゥテルテ氏は米国と歩調を合せる発言をすることで、中国を牽制したと見られる。


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Author:日月の民草
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五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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