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【RPE】プーチンを迎える際のポイント

 この記事も北野氏の杞憂だと思います。産経新聞も、日本の右翼(一部の極右は判りませんが)も北野氏が心配するようなことはしないでしょう。日本に居る私が、そんな雰囲気を感じないのです。


【RPE】★ プーチン年内訪日決定?~迎える際のポイント
       ロシア政治経済ジャーナル No.1390
   2016/5/19           北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160519000000000.html

 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。
安倍総理が6日、ロシアのソチでプーチンと会談した件。ロシア側は、かなり喜んでいるようです。その後も、何度も何度もメディアで報じられています。日本政府のアプローチが変ったことが原因です。
 今迄日本政府高官は、ロシア政府の高官に会うと、開口一番、「島返せこら!」と言っていた。4島返還は、ロシアにとって、全く「大損」な話。「経済制裁」、「原油価格暴落」、「ルーブル暴落」でとても苦しい。それなのに日本人は会う度会う度、「大損な話」しかしない。それでロシア政府もうんざりし、副首相が、「日本人はハラキリして大人しくしてろ!」とブチ切れる程、両国関係は悪化していた。

 ところが今回の安倍総理は違い、ロシアが望む経済協力を前面に出した。ロシア側も、「お!今回日本は違う感じだぞ!」と歓喜したのです。
テレビ・ツェントルの保守系政治分析番組「ポストスクリプトン」を見ていると、「ロシアは、ドイツのメルケル首相に、西側諸国との和解仲介を期待したが、メルケルはアメリカに従属する道を選んだ。これからは、安倍がロシアと西側諸国の仲介役になりそうだ」と絶賛していました。そして、「プーチン年内訪日決定」という情報も出て来ています。

 <ロシアのプーチン大統領、年末に来日へ=側近
     ロイター 5月17日(火)22時51分配信  
 [モスクワ 17日 ロイター] ロシアのプーチン大統領は、年末に日本を訪問し、安倍晋三首相と会談する予定だ。側近が17日、記者団に明らかにした。>

 という訳で今回は、プーチンが訪日すると仮定して、迎える際のポイントを纏めて置きましょう。

日露関係改善「真の意義」をはっきり認識すること

 今、日本政府は、「経済協力促進により、経済危機にあるロシアを助け、島を返して貰おう!」という作戦でやっています。これ、直接的に一言目から「島返しやがれ!」と言うより、かなりマシですね。しかし、日露関係を改善させる真の意義は、「対中国」なのです。
 昔からの読者さんは、うんざりだと思いますが、新しい読者さんも多いので、また触れさせて頂きます。
2012年11月、中国の代表団は、モスクワで「反日統一共同戦線」戦略を明らかにしました。三つ重要ポイントがあります。
1.中国、ロシア、韓国で、「反日統一共同戦線」を作ろう!
2.中国、ロシア、韓国で、日本の領土要求を断念させよう。
 北方4島は、ロシア領。竹島は、韓国領。そして、日本には、尖閣だけでなく【沖縄】の領有権もない!
3.【アメリカ】を「反日統一共同戦線」に引入れよう!
● 【必読】完全証拠はこちら。(http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/

 孫子によると、「上兵は謀を伐つ」。つまり「最上の戦い方は相手の戦略を無力化させる」。私達は、中国の戦略を知っている。であるなら、それを「無力化」させれば良い。どうやって?
 中国は、アメリカ、韓国、ロシアと「反日統一共同戦線」を作ろうとしている。だから日本がこの戦略を「無力化」させるためには、
1.アメリカとの関係を、益々強固にして行く。
2.韓国と和解する。
3.ロシアと和解し、関係を益々発展させて行く。
 こうなります。
日本がロシアと和解する主な理由は、「安全保障」、「尖閣、沖縄を中国に奪わせないため」なのです。
この「日露関係の『大戦略的意義』」を、少なくとも安倍総理と側近の皆さんは、はっきりくっきり自覚、認識している必要があります。

北方領土問題でプーチンに恥をかかせない

 プーチンが訪日したとしましょう。
安倍総理に会ったら、「プーチンさん、何時島を返してくれますか?」と言われた。記者会見をしたら、記者から、「プーチンさん、何時島を返してくれますか?」と4回質問された。町に出れば、「プーチン、北方領土を返せ~! 北邦領土を返せ~!」と大規模デモが彼方此方で起っていた。
 これ、解るんですが、「返せ!」と言い続ければ、返す気になりますか? むしろプーチンは、日本で大恥を掻かされ、「絶対返すか!」と決意を固めることでしょう。

WIN-WINの経済協力を進める

 昔、薩摩藩と長州藩は、「犬猿の仲」でした。坂本龍馬は、「この二藩を同盟させれば、幕府に勝てるぜよ!」と考えた。で、どうしたか?
当時幕府戦に備えていた長州は、武器を必要としていた。ところが、幕府は外国勢力に、「反逆者長州」との取引を禁じていた。(つまり、長州は、外国企業から直接武器を買えない)
 それで龍馬は、「薩摩名義」で武器を買い、長州に与えた。一方で、薩摩はその時、コメ不作で悩んでいた。龍馬は、長州から薩摩にコメをプレゼントさせた。こうして、龍馬の仲介で、薩摩と長州がお互い助け合っている内に、なんとなく両藩関係が良くなって来た。
 こういうのは、現代でも同じですね。
自分の目的を達成したければ、先ず「相手の望むもの」を与える。そして、ロシアは、「制裁」、「原油安」、「ルーブル安」で経済がとても苦しい。ですから、「経済的に大きなメリットのある話」を中心にするのが良いでしょう。(例えば、日露を直接結ぶガスパイプライン建設等)
 こう書くと、必ず産経新聞さんが、「騙されるぞ!」と警告します。その懸念、尤もです。ですから、経済協力でも「両国にメリットがある案件」である必要がある。そして、具体的な交渉でも、なるべく商社のベテラン等に入って貰い、「日本が一方的に損をしない」状況を作る必要があります。

中国を批判しない

 「そうか、日露関係の本質は、『対中国』なんですね! では、プーチンさんに、中国の非道さをプロパガンダしましょう!」これは、大きな間違いです。
ロシアは、クリミア併合以降、日米欧から制裁されています。しかし、中国は、制裁に加わらなかっただけではなく、はっきりとロシアに味方した。中露関係は、「対アメリカ」でそこそこ良好な関係にある。そして、最大のお得意先欧州との関係が悪化しているので、中国との経済関係は、ロシアにとって重要なのです。
 ところで、私達は「中国とロシアを分裂させたい」のですが、その際、「中国の悪口を言う」必要は全然ないのです。
例えば、中露関係は、05年頃から現在に至る迄、概して良好です。
しかし、08~11年、メドベージェフが大統領だった時代、中露関係は停滞していました。何故でしょうか?
 メドベージェフは、「再起動」と言い、アメリカとの関係を改善させたからです。アメリカとの関係が改善すると、自然と中国との関係が悪化した。そういうものなのです。
日本がロシアとの関係を深めて行けば、中露関係は自然と弱くなって行くことでしょう。
 ポイントを纏めましょう。
1.日露関係が重要なのは、「対中国」であることを、はっきり認識すること。
2.北方領土問題でプーチンに恥を掻かせない。(掻かせると、態度が硬化し逆効果。)
3.WIN-WINの経済協力で、両国関係を改善する。
4.日露関係の本質は、「対中国」だが、中国を批判してはいけない。
 という訳で、日露関係が大きく動き始めました。
総理は、中国の戦略を無力化することで、「戦わずして勝つ」を実践して頂きたいと思います。


関連記事1:
プーチン大統領訪日「年末を想定」 ロシア高官
     2016/5/18 1:23           日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02455390Y6A510C1PP8000/?n_cid=NMAIL001

 【モスクワ=田中孝幸】 ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は17日、プーチン大統領の日本訪問の時期に就いて「敢えて言うとすれば年末だ」と語った。訪日に向けた外交ルートでの調整が進むことに期待感も表明した。インタファクス通信が伝えた。

 6日の南部ソチでの日露首脳会談で、北方領土問題等に関する外務次官級協議を2カ月に1回開催する方針で合意したことも明らかにした。一方で「敏感な諸案件は結果を事前に定めずに行なうのが重要だ」と述べ、早急な妥協案作りに慎重な考えを示した。

 日露の経済協力は「平和条約交渉と結び付けられていない」と強調。「政治対話と経済協力を連携させなければ成果は得られない」とも述べ、領土問題進展のために経済関係強化が不可欠との認識を示した。


関連記事2:
「対中カード」とロシア紙分析 安倍首相訪問がトップ記事に
      2016.5.6 23:15          産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160506/wor1605060061-n1.html

 6日付のロシア紙コメルサントは、安倍晋三首相のロシア南部ソチ訪問とプーチン大統領との首脳会談を巡る記事を1面トップに載せた。北方領土問題の進展は見込めないものの、日本にとってロシアとの関係強化は中国に対するカードになるとの専門家の分析を紹介した。

 ロシア政府系の国際問題シンクタンクの専門家コルトゥノフ氏は、「日米欧にはロシアが中国外交に取込まれるとの恐れがあり、安倍氏はロシアのアジア政策をよりバランスの取れたものにしようとしている」との見方を示した。

 6日付の経済紙ベドモスチも、日露の接近は双方にとって対中バランスの観点から意味があるとのパノフ元駐日大使の見解を載せた。パノフ氏は領土問題の解決に向けての目立った動きはないだろうが、両国の対話は今後も継続し、プーチン氏訪日実現に向けて前進する可能性があると語った。(共同)


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五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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