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海底資源「夢の泥」は今(2)

 「中東有石油、中国有稀土」(中東には石油があるが、中国にはレアアースがある)。鄧小平の言葉だそうです。
しかし、レアアースを採るには、土に酸を掛けて分離する必要があります。そのため、大量の酸溶液が副生し、それが深刻な環境破壊を齎しています。埋蔵量も枯渇しています。
 だから、前記事にあるように、中国は海底のレアアース泥に活路を求めているのでしょう。尖閣諸島を強奪したいのも、太平洋への出口を確保することと、周辺海域に眠る莫大な石油、天然ガス、熱水鉱床が狙いでしょう。
逆に言えば、「中東米国有石油、日本有稀土・可燃氷(メタン・ハイドレート)」を国家戦略の柱に出来るということです。日本政府は解っているんですかね? 経済産業相は誰だっけ?
  

    中国江西省山間部のレアアース採掘現場(平成25年6月)
    lif16040113110013-p1.jpg
 画像転載元: (http://www.iza.ne.jp/kiji/life/photos/160401/lif16040113110013-p1.html

鄧小平の戦略・中国レアアース開発で荒れ果てた山に無数の酸溶液の池 住民は歯が抜け…陸上破壊進み海洋進出か
    2016.3.31 08:04            産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/160331/lif1603310002-n1.html~n3.html)
  
  中国のレアアース開発は、最高指導者だった鄧小平が約24年前に改革開放と経済成長を呼び掛けた「南巡講話」で述べた言葉が原動力となって来た。

 「中東有石油、中国有稀土、一定把我国稀土的優勢発揮出来」(中東には石油があるが、中国にはレアアースがある。中国はレアアースで優位性を発揮出来るだろう)

 中国はレアアースの偏在性を十二分に利用して来た。レアアース鉱床は米国や豪州等の陸上にも分布しているが、中国以外では鉱床に含まれるトリウム等の放射性元素の処理という環境問題がネックとなって開発は難しい。

 レアアースの内、ジスプロシウムやテルビウム等の重レアアースは、日本が得意とする最先端のハイテク製品には欠かせないが、量も少なく、中国一国がほぼ独占。平成22年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の漁船衝突事件を機に、禁輸という強気な態度で日本を「レアアースショック」で揺さぶることが出来たのもこの偏在性が背景にある。

 しかし、ここに来て中国は自国の陸上レアアース資源の開発は限界だと気付き始めているとの見方も出ている。
重レアアース鉱床は中国でも南部にしか存在しない。北京を中心に活動するジャーナリスト、宮崎紀秀(45)は3年程前、中国南部の江西省のレアアース鉱床を取材したことがある。

 江西省の小さな村に入った宮崎の視界に飛込んで来たのは、山肌に掘られていた幾つもの貯留池だった。土に酸を掛けて分離したレアアースを回収し、池にはレアアースを抽出した酸溶液を溜めて置く。「もう取り尽したという感じでしたね」。荒れ果てた山に無数の穴…。乱採掘を物語っていた。

 内モンゴル自治区を取材した時は、レアアース生産による環境破壊を目の当りにした。
同自治区の包頭(パオトウ)には「稀土大街」(レアアース大通り)や「稀土公園」(レアアース公園)がある。レアアースで栄えた都市だ。公園には鄧小平の似顔絵入りで「中東有石油 中国有稀土」と揮毫(きごう)された石壁があった。

 包頭郊外の広さ10平方キロメートルの湖の向うに見えるレアアース関連工場。工場が半世紀程廃水を垂れ流したためか、湖のかなりの面積は干上がり、荒涼とした地表が広がっていた。
 湖近郊の村を訪れると、住民の多くは歯が抜けていた。村では地下水を使って生活し、農作物や家畜を育てて来た。住民の話では、30年程前から作物は育たなくなり、家畜も歯が黒くなって餌を食べられなくなって死んだという。

 中国の陸上レアアース乱採掘や関連工場による環境破壊。南鳥島(東京都小笠原村)沖でレアアース泥(でい)を発見した東大教授、加藤泰浩(54)はこう指摘する。
「環境問題は持続可能な資源開発の最大の障害だ。中国の陸上レアアースは近い将来開発は難しくなるかも知れない」

 南鳥島沖を含めた太平洋海底のレアアース泥には、陸上鉱床と違ってトリウムやウランが殆んど含まれず、採掘の際に出る放射性廃棄物の問題もないという。レアアースを巡る環境問題に直面している中国にとって、海底のレアアース泥はかなり魅力的に映っている筈だ。

 陸上から海洋へ。中国のレアアース戦略は転換期に差し掛かっているのかも知れない。
=敬称略(編集委員 斎藤浩)


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五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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