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中国包囲網の要、日露友好

 3年前の「RPE」記事ですが、とても重要なので掲載します。今回の日露首脳会談がどれだけ大事かが解ります。


【RPE】【超重要】★ 世界3大戦略家が語る、「中国包囲網」と日本の役割
            ロシア政治経済ジャーナル No.959
      2013年08月22日               北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20130822152644000.html

 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。
ここ数日間、私の脳は、喜びに満ちていました。何故でしょうか?
私は08年9月初め、「隷属国家日本の岐路」という本をダイヤモンド社から出しています。副題は、「今度は中国の天領になるのか?」です。
隷属国家日本の岐路
 この本は出した直後に「リーマン・ショック」が起ったことから、「タイミングが凄い!」と話題になりました。内容は色々ですが、超簡潔に言えば、
1.アメリカの没落は決定的。
2.中国崩壊論が流行っているが、この国は未だ成長期前期にあり、立直りは早い。
3.よってアメリカは沈み、中国は浮上する。
4.日本はアメリカを捨て、中国に走るだろう。
5.日本と中国は、「尖閣諸島問題」から紛争に発展する。
 とまあ、こんな感じ。
その後の展開は、皆さんも御存知のとおりです。
日本では、鳩山さん、小沢さんが、アメリカを捨て中国に走りました。
そして、2010年の尖閣中国漁船衝突事件、2012年の尖閣国有化で、日中関係は「何時戦争が起ってもおかしくない」状態に。

 実際、中国人の「90%」は日本との戦争を支持するという、異常事態になっています。つまり、少なくとも08~13年の5年間、私の心配事は、どうすれば、日本は巨大化する中国に併合されず、自立を果すことが出来るのか?」だったのです。(勿論、今もそのことを頻繁に考えます)

 そんな時、前号でもお話しましたが、再臨の諸葛孔明、日本一の地政学者・奥山真司先生から、世界3大戦略家エドワード・ルトワックさんの、
自滅する中国
をプレゼントして頂いたのです。(奥山先生監訳)
この本は、日本人に「大いなる希望」を齎す本です。そこで、前号では、この本のほんの一部(しかしとても重要)を御紹介させて頂きました。
何故日本人には、アメリカの対中国政策が理解出来ないのか?
http://archive.mag2.com/0000012950/20130820145459000.html

 今回は、更に重要な内容に触れて置きます。現在世界で自然に形成されつつある、「中国包囲網」。日本は、どんな役割を果すべきなのでしょうか?

何故アメリカは「中国包囲網」を主導しないのか?

「中国包囲網」と聞いて、「そもそもそんなのあるの?」と思われる人もいるでしょう。前号でも書いたように、「アメリカ財務省」、「ウォール街」は親中である。それも理由の一つですが、アメリカが目立たない原因は他にもあります。
 これはルトワックさんが書いている訳ではありませんが、ブッシュの失敗により、アメリカ外交は変ったのです。ブッシュ時代の外交は、言ってみれば「一極外交」、「力の外交」でした。
国連安保理で、常任理事国の3カ国、フランス、ロシア、中国が反対だったにも拘らず、イラク攻撃を断行した。「一極支配」を継続させようとするブッシュの強気外交は、世界の国々に危機感を植え着けた。
 結局、それに反発した中国、ロシア、インド等が一体化し、「反米多極陣営」が形成されて行きます。
そして、彼等の反発と抵抗が、08年の危機に繋ったのです。
(詳しくは、「世界一解り易いアメリカ没落の真実」(無料)
を御一読下さい。(http://mailzou.com/get.php?R=48689&M=22753
 
 オバマさんは、ブッシュの失敗を見て、方針を転換しました。
外交を重んじ、「汚れ役」を「他国にやらせる」ことにしたのです。それで成功したのが、「リビア戦争」。この時、戦争を主導したのは、フランスとイギリスでした。アメリカは、「イヤイヤ参戦」という形を取った。
その結果、リビア戦争でオバマやアメリカが非難されることはありませんでした。
 何はともあれ、アメリカは現在、「汚れ役は他国にやって貰う」という方針を取っている。そして、ルトワックさんによると、「中国包囲網形成」を担当しているのが「オーストラリア」なのです。

「中国包囲網」、勝敗のカギを握る国●●●

 皆さん、ちょっと立止まって、上の●●●を埋めて見て下さい。答えを書いたら、先に進みましょう。ルトワックさんは言います。

 <米国のリーダーシップによる同盟は、単に実現の可能性が低いだけではなく、非常に望ましくないものだ。何故ならこれによって、ロシアを中国の陣営に追いやる可能性が高いからだ。そしてそのようなロシアの行動が、決定的な結果を齎すことにもなりかねない。>(自滅する中国 138p)

 何と言うこと!
アメリカ陣営が勝つか、中国陣営が勝つかは、「ロシアがどっちにつくか?」で決るというのです。ロシアが中国包囲網に参加すれば、アメリカの勝ち。ロシアが中国と組めば、中国の勝ち? 何で???

中国包囲網、成功のカギ

 次にロシアが登場するのは、「日本」のところです。ルトワックさんは、「日本はこう動くべき」という提言もしています。

 <日本が引続き独立を保っていられるかどうかは、反中同盟全体の強さに大きく左右されることになるからだ。>(同上187~188p)

 これも結構衝撃ですね。反中同盟が形成されない、あるいは脆弱な場合、「日本は独立を保てない」。つまり、「中国に実質併合される可能性もある」と言っているのです。

 じゃあ、どうすれば、日本は勝てるのか?

 <勿論日本自身の決意とアメリカからの支持が最も重要な要素になるのだが、ロシアがそこに参加してくれるのかどうかという点も極めて重要であり、むしろそれが決定的なものになる可能性がある。>(同上188p)

 日本が中国に勝てるかどうかを決める要因は、
1.日本の決意
2.アメリカの支持
3.ロシアとの関係
 だそうです。しかも、ロシアとの関係は「決定的」要因である。何故?

 <何故ならそれはロシア自身だけではなく、その周辺のモンゴルやカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタンのような、ロシアが引続き影響力を持っている国々も関係して来るからだ。>(188p同上)

 つまり、ロシアが「中国包囲網」に参加すれば、中央アジアやモンゴル等、多くの国が従いて来るというのです。これに続いて、ルトワックさんは、決定的な話をしています。つまり、中国が益々凶暴化し、これを抑える必要が出て来た時、日本を「ABCD包囲網」で封じ込めたように、「経済封鎖」、「エネルギー供給停止」によって中国に打撃を与えることが出来るというのです。
 しかし、この「経済封鎖」が成功するかどうかも、「ロシア」に掛っている。

 <必要となる原料がロシアやその臣下となる国々から提供されれば、海上貿易が中断されても中国はそれほど影響を受けない筈だ。>(同上189p)

 解り易い例を挙げます。例えば、アメリカと「反中同盟国」が中東から中国への資源の流れをカット出来たとしましょう。
しかし、陸続きのロシアやカザフスタンから原油、天然ガスが供給されれば、「壊滅的打撃」にはなりませんね。

 <その反対に、ロシアとその同盟国達が、米国や日本、オーストラリア等と共に貿易中止の輪に加わることになれば、中国は対抗するのが極めて困難な反中同盟に完全に包囲されることになる。>(同上)

 アメリカと反中同盟国が、例えば中東→中国への資源の流れを止めることに成功した。中国は、陸続きのロシアや中央アジアから資源を買おうとする。しかし、ロシアも中央アジア諸国も、「資源は売りません」と拒否した。こうなれば、第2次大戦時の日本のように、中国は「エネルギー不足で崩壊する」というのです。
 
 昔からの読者さんは、「どっかで聞いた話だな」と思われるでしょう。そう、同じ話をRPEでは、大昔からしている。例えば「隷属国家日本の岐路」にはこうあります。

 <中露を分断する。これは中国の脅威を減じるに当って決定的意味を持ちます。中国の最新兵器は全てロシアからの輸入なのです。そして、アメリカが中東を抑えれば、中国は陸続きのロシアから石油・ガスを買うしか道がなくなる。中東、ロシア、中央アジアを抑えれば、中国は戦争をする燃料がなくなるということ。>

日本の役割

 という訳で、ルトワックさんは、「ロシアが米中覇権争奪戦のカギを握っている」ことを見抜いている。「じゃあ、アメリカがロシアと和解すれば良いじゃん!」と思うのですが、「それは難しい」と言います。

 <特にロシアが今と同じような全体主義体制を維持し続けるのであれば、米国とその同盟諸国に大きな難題を残すことになるのは確実である。これにより、あらゆる形の協力関係が非常に難しいものになる。>(190p)

 つまり、アメリカがロシアを懐柔するのは非常に困難だと言っている。実際、アメリカとロシアの関係は、プーチンの復活により、益々険悪になっています。
伝統的な対立、例えば、「イラン問題」、「シリア問題」、「東欧MD問題」から、最近では、「スノーデン問題」、「同性愛者問題」等々。(註: 「ロシア正教」、「イスラム」の力が強いロシアでは、「同性愛者同士の結婚、養子に絶対反対の立場。一方で、オバマさんは、「同性愛者」の熱心な保護者。それで、オバマは、プーチンを嫌悪していると伝えられる)

 ここで日本が登場します。ルトワックさんは、
「日本は、アメリカの代りにロシアと仲良くし、この国を『中国包囲網』に引き摺り込んで呉れよ!」と主張している。
 どうやって?

 <ロシア及びモンゴルとの協力は、日本に取ってそれほど複雑なものとはならない筈だ。何故なら、その内容の殆んどが経済的なもので、商業的な採算が取れる活動に限られるからであり、両国政府には友好的な態度以外には何も必要ないからである。>(190p)

 もっと具体的な話として、ロシア極東には人口が600万人しかいないことに触れています。(そして、中国の東北3省には日本の人口に匹敵する1億2000万人の中国人がいる) 
この人口比が、ロシアの脅威になっている。

 <中国人の投資家、管理者、そして技術者の代りに、脅威の少ない遠く離れた国々から外国人が来て、中国のプレゼンスと拡大を弱めて呉れた方が遥かにマシだということになる。>(191p)

 そして、ルトワックさんは、「日本の役割」に就いて、こう断言します。

 <日本はロシアを反中国同盟に参加させることに関しては、他のどの国よりも遥かに多くのカードを以っている。>(191p)

まとめ

 長くなりましたので、纏めて置きましょう。

1.アメリカは表立って「中国包囲網」を形成しない。その理由はロシアを中国側につかせないためである。

2.米中覇権争奪戦、及び日本の独立を守るカギを握るのはロシアである。

3.中国と「反中国」の争いが起った時、「反中国」は「海上貿易」を止めることが出来る。

4.しかし、中国は陸続きのロシア、中央アジアからエネルギー供給を受けることが出来、「包囲網」は不完全である。

5.逆にロシア(と中央アジア)が反中同盟に参加すれば、中国は海と陸からエネルギー供給を受けることが出来なくなり、壊滅的打撃を受ける。

6.ロシアの動向は決定的に重要だが、アメリカとロシアの仲は険悪。アメリカがロシアを「反中同盟」に誘うことは困難である。

7.日本は、ロシアを「反中同盟」に引入れるカードを一番多く持つ国である。

8.日本は、極東への投資を増やし、ロシアの対中脅威を減ずることで、ロシアを味方につけることが出来る。

9.日本の役割は、ロシアを「中国包囲網」に引き摺り込むことである。

 とまあ、こんな感じです。ルトワックさんの話、前々からRPEで書いていることと似ているなと思われる方も多いでしょう。しかし、「世界3大戦略家」の話は、「影響力」が全然違います。
 という訳で、今回の話、日本がサバイバルするために、どんどん拡散して頂ければ嬉しいです。(その際は、広告等をカットし、本文だけ拡散して下さい)
 因みに、
自滅する中国
は、日本人にとって本当に「希望の書」ですので、迷わず御一読下さい。
そして、政治家さんの友人、知人がいる方は、どんどん御紹介下さい。また、中国に進出している会社の社長さんにも、どんどん読んで貰ったら良いですね。
 因みに、この本を贈って下さった再臨の諸葛孔明、奥山先生。超ハイレベルな無料メルマガを出されているので、こちらも是非御一読下さい。(http://www.mag2.com/m/0000110606.html


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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