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アメリカは何時でも日本を裏切る

 日本が世界で唯一、核の報復権(?)を持っているのは事実ですが、日本にいる人間の実感として、安倍政権が核保有を強硬に主張するとは考えられません。
政権の背後にいる「日本会議」(公明党と創価学会のような関係だが、公称6800万人の神社本庁を始めとする右派系宗教・思想団体の集合体。椛島有三をドンとする日本青年協議会が束ねる)のアジェンダにもそのようなものは存在しません。以下の記事は北野氏の杞憂と断言して置きます。
 しかし、それとは別に、「アメリカは何時でも日本を裏切る」可能性があることは肝に銘じておくべきです。トランプもヒラリーも信義などを期待出来る相手ではありません。エゴの塊りです。


【RPE】★ アメリカは【永遠の同盟国】なのか???
        ロシア政治経済ジャーナル No.1383
  2016/5/3            北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160503150944000.html

 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。
今回の話は、前回の補足です。
前回を読んでいないと訳が分らなくなります。未だの方は、先ずこちらをご一読下さい。

日本が核武装したら「世界の孤児」になる理由

 「核武装」の話をすると、毎回本当に沢山の御意見を頂きます。当に「賛否両論」。余りにも沢山メールを頂きますので、個別に御返事することが困難です。
しかし、沢山のメールを読んで、私は「ある傾向」に気が付きました。

 日本は、「中国に対抗するため」に「核武装」を決意した。その時、アメリカはどう出るのでしょうか? この質問に就いては、その時の大統領や世界情勢等、様々な要素が絡んで来ます。しかし、
・ 日本の核武装に激怒したアメリカは、日本との軍事同盟を解消する。
・ アメリカは、中国と組んで日本潰しに動く。
・ アメリカは、国連安保理を巻込んで、対日本制裁を主導する。
・ アメリカは、中国の尖閣、沖縄侵攻を黙認する。
 と言った発想になる人は、全然いないのですね。
つまり、日本人は、「アメリカ=永遠の同盟国」と信じている。
・ 日米同盟解消
・ 反日米中同盟結成
・ アメリカ主導の対日経済制裁発動
・ 日中戦争勃発、アメリカ黙認
 と言った、明確に「アメリカが敵に回るケース」を想定することが出来なくなっている。
山のように頂いたメールを読みながら、そういう傾向があることに気が付きました。
アメリカは「永遠」の同盟国。それは、日本が核武装しても不変。これは、真実なのでしょうか? 歴史を見れば、「そんな筈ないだろう」と思います。

アメリカは、同盟関係を頻繁に変える

 少し歴史を見てみましょう。アメリカは、「同盟関係」、「事実上の同盟関係」を、しばしば変えて来ました。
例えば、1917年ロシア革命が起り、世界初の「共産国家」ソ連が誕生した。ソ連は、「資本主義打倒」を目指して建国された。それで、アメリカとソ連は、「最大の敵同士」でした。
ところが、第2次大戦時、アメリカは、日本とナチスドイツをぶちのめすために、ソ連と事実上の同盟関係になります。そう、アメリカはソ連と組んで、日本とドイツを殲滅したのです。
 しかし・・・。2次大戦が終ると、アメリカとソ連は、戦争前の状態に逆戻りしました。
アメリカはどうしたか?
戦中最大の敵だった日本、ドイツ(西ドイツ)と組み、ソ連と対峙することにした。それでもソ連のパワーは強く、70年代は、「アメリカはソ連に負ける」と言われるようになります。
そこで、アメリカはどうしたか? ソ連と同じ共産国家中国と組むことにした。
 どうですか、これ?
アメリカは、自国の都合でコロコロ同盟関係を変えるので、「日本は永遠の同盟国だ」というのは、世間知らずの乙女のようにナイーブ過ぎます。
 オバマさんも、結構露骨なことをしています。
例えば、中東親米国家の代表は、イスラエルとサウジですね。両国最大の敵は、イランです。オバマさんは、イランの核問題を解決することで、事実上イスラエルとサウジを捨てました。今、アメリカとイスラエル、サウジの関係は最悪になっています。
中東で起ったことがアジアで起らないと誰が言えるでしょうか?

アメリカは、「裏切り」を許さない

 日本がアメリカの同盟国になったのは戦後。しかし、その前にも、両国関係が「事実上の同盟」と呼ばれたことがありました。
1905年頃のことです。日本は、日露戦争に勝利した。勿論日本の努力が、最大の勝因です。しかし、当時の同盟国イギリス、そしてアメリカのサポートもありました。
 1905年、ロシアを共通の敵と見ていた日本、イギリス、アメリカは、日本の勝利を心から喜んだのです。同年、日本とアメリカは、「桂・タフト協定」を交します。内容は、「日本はアメリカのフィリピン支配を認め、アメリカは日本の韓半島支配を認める」というもの。
そして、そこには、「極東の平和は、日米英の、『事実上の同盟関係』によって守られるべきである」とあった。
 つまり、1905年当時、日米関係は、「事実上の同盟関係」と呼ばれる程良好だった。ところが、両国関係はその後暗転します。
アメリカの鐡道王ハリマンは、日本がロシアから譲渡された「南満州鉄道」の「共同経営」を提案。日本がこれを拒否すると、「日本は、満州の利権を独占する心算ではないか???」と疑念を強めた。(確かに、日本は満州利権を独占する心算だった)
 そして、アメリカは、一転「反日」に転じたのです。ここからが重要なのですが、「親日」から「反日」に転じたアメリカは、「黙っていなかった」ということです。アメリカは、「日英同盟」を破壊すべく、熱心に働き掛けて行きます。そうこうしている内に第1次大戦が起った。この戦争で、アメリカは、全力を挙げてイギリスを助けました。(アメリカは、イギリスの同盟国ではなかった)
 一方、日英同盟の「同盟国」である日本は、イギリスの再三の「陸軍派兵要求」を無視。(海軍は出したが) イギリスは、「何のための同盟か!」と失望し、日英同盟破棄に向います。(1923年失効)
以後、アメリカとイギリスは、一体化して「日本封じ込め」に動いて行きます。
 この歴史の教訓は何でしょうか?
アメリカを怒らせると、黙って見ているだけでは済まないということです。
アメリカは、かつてソ連と組みました。今度は、「中国と組んで日本を潰そう!」とならないでしょうか?

「核拡散防止条約」(NPT)は、アメリカがつくった「秩序」

 アメリカ、イギリス、フランス、ソ連(後ロシア)、中国は、所謂「戦勝国」と呼ばれます。(中国建国は1949年なので、「戦勝国」と呼ぶのは厳密に言うとおかしいですが、ここでは深入りしません)
彼等は「戦勝国」の特権として、国連安保理で「拒否権」を持っています。また、「俺達戦勝国で、核兵器の所有を独占しよう!」と決めた。そして1968年、「核拡散防止条約」(NPT)を創った。
 これは、主に「日本とドイツの核保有を阻止するため」に創られたのです。NPTは、全世界を網羅出来た訳ではありません。
インド、パキスタン、イスラエルは、NPTに参加せず核保有を実現した。
北朝鮮は、NPTに参加していましたが93年に脱退。過酷な制裁を受けながら、核保有を実現した。
 それでも、NPTには190か国が加盟。
190か国が「核兵器は保有しません!」と宣言している「秩序」は、戦勝国、特にアメリカにとって「大成功」と言えるでしょう。
日本が「核武装」を決意すれば、アメリカが中心に創ったこの「世界秩序」を破壊することになります。
 日本は、「中国や北朝鮮が核を持っているので仕方ない!」という正論を主張するでしょうが、正論で勝てる訳ではありません。(そういう論理なら、韓国、ベトナム、フィリピン等も、核武装を主張出来る)
普遍的な正義を主張するのなら、「全ての国が、平等に核兵器を持たないであるべき」或いは、「全ての国が、平等に核兵器を持つべき」となるでしょう。しかし、これは子供の論理です。
 もう一度言います。日本は、反日国家中国に対抗するため、「核武装」したい。
しかしそれをやると、アメリカと4大国が創った「世界秩序」の破壊者となる。「中国に対抗すること」が目的だったのに、気が付いたら「中国だけではなく、アメリカと世界を敵に回していた」となりかねない。
 戦前も同じことをしました。
「ロシアの南下政策に対抗するため」に満州に進出した。
ところが気が付いたら、ロシア(後、ソ連)だけではなく、アメリカを敵に回し、中国を敵に回し、イギリスを敵に回し、国際連盟を敵に回し、結局大敗戦です。
 その当時、「満州は日本の生命線」等と言っていた。結果を見れば逆で、日本は、米英を満州に入れ、ロシアの南下政策に対抗して貰うべきだったのです。
「核武装」に就いては、幸いそこ迄盛上りを見せていません。しかし、「核は日本の生命線、なければ中国に侵略される!」等と政府が言い始めたら、「いつか来た道」、「必敗の道」です。


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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