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日本政府に欠けているもの(1)

 日本政府に欠けているものの第1は「インテリジェンス」です。
この場合の「インテリジェンス」は本来の知性や理解力という意味も多少は含みますが、「真実の情報(諜報)」のことです。
 善良で潔癖な日本人には性格的に馴染み難いものです。ですから、下手に陰謀論等の裏情報に関心を持つと、逆に罠に嵌ってしまうことが多いです。
しかし、安倍総理のように国家権力の頂点に立つ人が「優秀な諜報機関」を持っていることは絶対的に必要です。国家の命運に関ります。


【RPE】★ 国家の盛衰は、●●で決る
       ロシア政治経済ジャーナル No.1367
    2016年04月06日             北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160406000000000.html
 
 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。
全国民必読の書「世界3大戦略家」エドワード・ルトワックさんの、
● 中国4.0 ~ 暴発する中華帝国(詳細は→https://hec.su/dlv4
 で、「なるほど!」と思ったことがあります。
ルトワックさんは、「習近平は中国のゴルバチョフになる可能性がある」と指摘されている。その主な理由の一つは、「誰も習近平に『ホントのこと』を伝えないからだ」と言うのです。

 <彼が持っていないものが只一つある。彼に真実を伝えてくれる人材だ。誰も彼に真実を伝えていないのである。>(120p)
 <例えば彼に対して、「今回の訪米は完全な失敗でした」と伝えるメディアがない。つまり彼には、正確な情報をフィードバックするシステムが存在していないのである。>(121p)

 ルトワックさんは、「情報」、「インテリジェンス」の大切さを強調します。

 <インテリジェンスは、国家にとって極めて重要である。既にスターリングラードで敗戦が確定していたにも拘らず、ナチスが1945年5月迄政権の座にいられたのは、ヒトラーがナチスの親衛隊(SS)の情報部(SD、後に国家保安本部)という、インテリジェンスのシステムを確実に掌握したいたからだ。>(123p)

 面白い例ですね。ヒトラーが最後迄政権に留まれたのは、インテリジェンスを支配していたからだと。で、ナチスドイツのインテリジェンスの質はどうだったのでしょうか?

 <国家保安本部のトップ、ラインハルト・ハイドリヒに挙げられて来る報告書は、100%事実に即したものであった。例えばヒトラーの演説の聴衆の受けが良くなければ、その事実をそのまま書いていたのだ。>(123p)

 なるほど。
「総統、今回の演説、ダメでしたぞ!」と率直に意見を言うことが出来、ヒトラーも、「そうか。率直な意見有難う!」と言える雰囲気だったということですね。

「情報」に疎かった昔の日本

 日本が「情報」、「インテリジェンス」に弱いことは、今も昔も変りません。
平沼騏一郎総理は1939年8月、「独ソ不可侵条約」締結に仰天し、「欧州の天地は複雑怪奇!」と言って辞任しました。翌1939年9月には、「第2次世界大戦」が始っています。つまり、日本の総理は、第2次世界大戦が始る前の月に、「欧州で何が起っているのか、全然解んない!」と告白しているのです。
 首相がこんな状態なのですから、戦争して勝てる筈がありません。

「反日統一共同戦線」戦略と総理の「靖国参拝」

 では、今の日本はどうなのでしょうか? 私達は、「安倍総理には、世界情勢が正確に伝わっていない」という証拠を幾つも見ることが出来ます。良い例は、2013年12月の「靖国参拝」でしょう。
 この時、日本政府は、「騒ぐのは中国と韓国だけだろう」と見ていました。何故かというと、小泉総理は、在任中6回も参拝し、殆んど問題にならなかったからです。
 ところが、RPEの読者さん達は、違う認識を持っていました。
2012年11月、中国の代表団がモスクワにやって来た。彼等は、ロシアと韓国に、「反日統一共同戦線」の創設を呼び掛けます。
更に彼等は、「日本には【沖縄】の領有権はない!」、「【アメリカ】も反日統一共同戦線に入れる!」と宣言していました。
(●【必読】絶対証拠はこちら
 中国と韓国は、この戦略に従い、2013年は物凄い勢いで「反日プロパガンダ」を行なっていた。
「安倍は右翼である」
「安倍は軍国主義者である」
「安倍は歴史修正主義者である」
 そして、「これをやったら、中国の主張が正しい証拠」として、挙げていたのが、
「靖国を参拝する」
「憲法改正をする」
「東京裁判史観見直し要求」
 等だったのです。
私は、こうした中国の戦略を知っていたので、「心情的には靖国参拝に賛成だが、結果として中国の罠に嵌ることになるので、反対」というややこしい立場を取っていました。
 バッシングされることは分っていましたから、反対するのは嫌だったのです。しかし、日本国の総理大臣が、みすみす中国の仕掛けた罠に嵌って行くのを無視することが出来るでしょうか?
結果、総理は、「甘い見通し」のまま、靖国を参拝されました。それで、全世界で「安倍バッシング」が起ったのです。
 「大げさな! そんなにバッシングされていなかったぞ!」と言う方のために、「靖国参拝」後の世界の動きを書いておきましょう。
・ 2013年12月26日、安倍総理の靖国参拝に就いて、アメリカ大使館が「失望した」と声明を発表。
・ アメリカ国務省も「失望した」と、同様の声明を発表。
・ 英「ファイナンシャル・タイムズ」(電子版)は、安倍総理が「右翼の大義実現」に動き出したとの見方を示す。
・ 欧州連合(EU)のアシュトン外相は、(参拝について)「日本と近隣諸国との緊張緩和に建設的ではない」と批判。
・ ロシア外務省は、「このような行動には、遺憾の意を抱かざるを得ない」、「国際世論と異なる偏った第2次大戦の評価を日本社会に押付ける一部勢力の試みが強まっている」と声明。
・ 台湾外交部は、「歴史を忘れず、日本政府と政治家は史実を正視して歴史の教訓を心に刻み、近隣国や国民感情を傷付けるような行為をしてはならない」と厳しく批判。
・ 12月27日、米「ニューヨーク・タイムズ」、社説「日本の危険なナショナリズム」を掲載。
・ 12月28日、米「ワシントン・ポスト」は、「挑発的な行為であり、安倍首相の国際的な立場と日本の安全をさらに弱める」と批判。
・ 同日、オーストラリア有力紙「オーストラリアン」は、社説で「日本のオウンゴール」、「自ら招いた外交的失点」と指摘。
・ 12月30日、米「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「安倍首相の靖国参拝は日本の軍国主義復活という幻影を自国の軍事力拡張の口実に使って来た中国指導部への贈り物だ」。(つまり、「日本で軍国主義が復活している」という、中国の主張の信憑性を裏付けた)
・ 同日、ロシアのラブロフ外相は、「ロシアの立場は中国と完全に一致する」「誤った歴史観を正すよう促す」と語る。
 安倍総理は世界的に孤立し、「排除」の動き迄出て来ていました。しかし、「神風」に救われます。「神風」とは、ロシアの「クリミア併合」。これでオバマは、「ロシア制裁」を行なうために、安倍さんと和解せざるを得なくなった。「安倍バッシング」は、結果的に短期間で終りました。
 しかしこの事件で、日本政府は、
・ 中国の戦略を知らない。
・ 中国が世界中で「反日プロパガンダ」を行ない、それがどの程度成果を挙げているのか知らない。
・ 靖国参拝した時の、世界のリアクションを正確に予測出来ていない等々が明らかになりました。
 要するに、「平沼総理」の時代と同じなのです。

日本政府は、今も解っていない

 その後、安倍内閣は、歴代の政権に比べ、非常に上手く外交をしているように見えます。しかし、「完全に上手く遣っている」とは言えない現実があります。
 例えば安倍総理は、2015年4月、米議会で「希望の同盟演説」を行ないました。素晴らしい演説で、オバマさんも「歴史的訪問に感謝する! 日米関係がこれ程迄強固だったことは、嘗て無かった!」とツイートした程です。
アメリカは翌5月、「日本と一緒なら中国に勝てる!」と確信し、「南シナ海埋立て問題」で中国バッシングを開始しました。
 ところが同じ5月、「希望の同盟国」日本は、中国に3000人の大訪中団を送り、「戦略的互恵関係を深めましょう!」等と言っている。(私註: 多分、財界と自民党内の親中派の巻返し)
アメリカから見たら、日本政府は「サクッと」裏切った。安倍総理の「希望の同盟演説」は、「大ウソ」ということになった。こういうことを平気でやるので、世界一誠実な国民性でありながら日本政府は警戒されるし、信用されないのです。
 その他にも、日本政府は、「何故ロシアは反日になっているのだろう?」か、さっぱり把握出来ていません。
これらの例からも解るように、日本のインテリジェンス能力は、悲惨な水準にあります。どうすれば良いのか、即効性のある解決策は思い付きません。先ずは、「インテリジェンスは大切なのだ」と理解するところから
始めましょう。その一歩は、この本を読むことでしょう。
● 中国4.0 ~ 暴発する中華帝国(詳細は→https://hec.su/dlv4


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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