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中国の失敗と日本への教訓

 前記事で予告していた「北野氏の見解」は「RPE」ではなく、「ダイヤモンド・オンライン」の方に掲載されるようです。
替りに紹介されている『中国4.0 ~ 暴発する中華帝国』(文春新書)は amazon でベストセラー1位、YAHOO! JAPANの送料無料店舗では軒並み「在庫切れ」になっていました。中国問題に対する日本人の関心の高さが窺えます。この情況が夏の総選挙にも影響すると思います。


【RPE】★ 中国4.0 中国の失敗と日本への教訓
       ロシア政治経済ジャーナル No.1363
      2016/3/30             北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160330000000000.html

 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。

 前号は、「トランプが大統領になれば、アメリカの没落は加速する」という話でした。そして、今回は、「トランプの在日米軍撤退論」に就いて書くと予告していました。
しかし、長くなりそうですので、ダイヤモンド・オンラインさんの方に書かせて頂きます。記事の掲載が決まりましたらお知らせしますので、今暫らくお待ち下さい。
 さて、先日、「再臨の諸葛孔明」奥山真司先生から、「全日本国民必読」の超名著をプレゼントして頂きました。
「世界3大戦略家」エドワード・ルトワックさんの、
● 中国4.0 ~ 暴発する中華帝国(詳細は→https://hec.su/dlv4
 この本の凄いところ。
世界3大戦略家のルトワックさんが、「日本のためだけに書いた本」(!)ということ。正確に言うと、「日本のためだけに語った本」。
 どういう話かというと、2015年10月にルトワックさんが来日した。奥山先生が、6回インタビューを行ない、それをベースに本が作られたのです。
「日本国民のためのルトワック本」ということで、当に「全日本国民必読の書」に仕上っています。そして、極めつけは6章。
6章では、世界的地政学者である奥山先生が、時に難解なルトワック理論を、「中学生でも解るように」解説して下さっています。
「世界の未来を知りたい」。「中国の未来を知りたい」。「日本の未来と針路を知りたい」という方は必読です。206頁842円とお手頃ですので、迷うことなく御一読下さい。

中国4.0 ~ 暴発する中華帝国

 そして、今やミアシャイマー、ルトワックといった世界的賢人と直接交流を持つようになられた奥山先生。奥山先生と、日本を代表するリアリスト・和田先生、管理人先生が出されている必読無料メルマガがあります。こちらも、是非チェックしてみて下さい。→
http://www.mag2.com/m/0000110606.html

中国 4.0とは?

 これで終ったら、「本の宣伝だけかよ!」ということになりますね。少し、興味深い話をしておきましょう。本のタイトルは、「中国4.0」と言います。と言うことは、中国1.0、中国2.0、中国3.0 もあるということです。

・ 中国1.0 は「平和的台頭」です。期間は、2000~09年。
中国は、何処の国からも殆んど警戒されないまま、世界第2の大国になることに成功します。
・ 中国2.0は、「対外強硬路線」です。期間は09~14年。
08年にアメリカ発「100年に1度の大不況」が起りました。これでアメリカはボロボロになり、中国はボロボロにならなかった。
中国は、「アメリカは没落して行く。遂に俺達が自由に出来る時代が来た!」と確信します。
 そして、東シナ海でも南シナ海でも、「強硬路線」を採ることにしました。ところが、中国の予想に反し、日本もベトナムもフィリピンも屈しなかった。これらの国々は、「反中」で連携を強めて行った。フィリピンは、一度追出した米軍に、「戻って来て下さい!」と懇願し、それを実現させた。
・ 中国3.0は、2015年からです。
つまり、今中国は「3.0」の時代である。これは、「選択的攻撃」です。「2.0」のように、「全面攻撃」ではなく、「抵抗の少ない処では更に攻撃を続け、抵抗の強い処では、攻撃を止める」
 ルトワックさん、中国2.0と3.0は、「失敗だ」と断言しています。
そして、中国にとって「究極の最適な戦略」を提案している。それが、「中国4.0」だという訳です。
「究極の最適な戦略・中国4.0って何ですか????????」
申し訳ありません。ネタバレになりますので、本を御一読下さい。

何故国は、時に大失敗を犯すのか?

 ルトワックさんは、「平和的台頭」の「中国1.0」を高く評価しています。
確かに、「世界2位の大国になる迄、全く抵抗を受けずに台頭した」というのは、驚くべき成功です。
では、何故中国は成功していた戦略「1.0」を捨て去り、アグレッシブな「2.0」に移行し、失敗したのでしょうか?
ルトワックさんは、「感情が国策を誤らせる」と表現しています。

 <では何故、優秀な人材が溢れているアメリカ、日本、中国のような大国で、時に国策を誤る事態が起きてしまうのか?
それは、冷静な考えが最も必要とされる瞬間に、突然の感情の激流、つまり「疾風怒濤」に人々が襲われてしまうからだ。>(94p)

 そしてルトワックさんは、「感情に支配され失敗した例」として、
・ 1941年の日本、(無謀な真珠湾攻撃)
・ 2003年のアメリカ、(愚かなイラク戦争)
・ 2009年の中国
 を挙げました。(註: 実際には謀略です)

中国4.0と日本の教訓

 ここから、ルトワックさんではなく、私の考えです。
私は、26年前にモスクワに留学し、日本が世界中の人から愛されていることを知りました。それで、メルマガでも本でも、「自虐史観を捨てましょう」と書いています。
そして、嬉しいことに、自虐史観病に犯された日本人の数は急速に減っています。しかし、一方で、「副作用」が出ている気がします。それは何でしょうか?
 「脱自虐史観」とは、「何時でも強く自己主張すること」、「他国の利益を無視しても自国の利益を盗りに行くこと」と考えている人がいるようなのです。これは、「脱自虐史観」ではなく、(悪い意味での)「民族主義」です。
私達は、ルトワックさんの教訓を素直に聞き、「感情に支配されて国策を誤る」ことがないよう、常に警戒する必要があります。
 ルトワックさんは、「平和的台頭」の「中国1.0」を高く評価し、「対外強硬路線」の「中国2.0」を「失敗」と断言しています。
日本だって同じこと。「平和的台頭」の方が、「対外強硬路線」より良いに決っています。
私が短いメルマガで書いても、説得力はイマイチかも知れません。
是非こちらをご一読頂き、「日本の針路」に就いて熟考して頂きたいと思います。


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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