スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【RPE】 「格差是正」と「難民問題」

 これは2月3日の記事「【RPE】 驚愕! 世界の格差 」の補足説明です。
単独でアップを予定していたヨーロッパの「難民問題」も入っているので、これで代用することにします。
「格差是正」と「難民問題」。どちらもリベラルやスピリチュアル系の人達がよく判断を間違います。これはしっかり認識して騙されないようにして下さい。
理想と現実は違う。政治・経済は現実に足を着けて選択し、一歩一歩前進するのです。


【RPE】★ 日本の貧困と世界の貧困、どっちをまず解決すべき???
           ロシア政治経済ジャーナル No.1338
        2016.02.04               北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160204000000000.html)  

 全世界のRPE読者の皆様、こんにちは! 北野です。
読者さんから、こんな質問を頂きました。

 <前から北野さんにずっと聞きたいと思い気になっていたことがあります。著書や先日の相模台脳神経外科の動画でもおっしゃっていたことですが、日本が世界を救う、国家予算の内数兆円で世界中の貧困による飢えを救えると言った趣旨の お話があったと思います。
その考えには同感です。そして質問です。
 世界の貧困飢えを救うことと、日本の貧困問題を解決することとどちらを優先すべきか? 日本の自立は個人の自立から始まるように、世界の貧困を解決するなら先ずは日本国内の格差貧困を解決すべきなのでは? という質問です。>

(●メール全文は、【おたよりコーナー】に掲載しておきます。)
(●読者さんのメール内にある「動画」はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ib0_sX3bro8
(これが日本人の生きる道)

 「日本の貧困と世界の貧困、どちらを優先的に解決すべきか?」というご質問です。

義務と善行

 先ず、「日本の貧困も世界の貧困も、両方解決したら良い」というのが「大前提」ですね。
しかし、質問は「どっちを優先すべきか?」です。どっちを優先すべきか?」と聞かれれば、「勿論【国内】の貧困問題」となるでしょう。何故でしょうか?
堅苦しい話になりますが、「義務」と「善行」の違いについて考えてみましょう。
goo辞書で「義務」を調べてみると、以下のようになっています。

1. 人が其々の立場に応じて当然しなければならない務め。
2 .倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
3. 法律によって人に課せられる拘束。法的義務は常に権利に対応して存在する。

 例えば、小さいお子さんがいる読者さんも多いでしょう。自分の子供をしっかり食べさせるのは、親としての「義務」です。一方、近所の子供を食べさせるのは、あなたの義務ではありません。しかし、近所の親がイイカゲンな人で、子供がお腹を空かせていた。その子供を食べさせるのは、義務ではなく「善行」になります。

 goo辞書で「善行」を調べると、「良い行ない。道徳に叶った行為」とあります。
「義務」と「善行」の関係はどうなっているのでしょうか? 
例外的なケースはありますが、基本的に「義務をしっかり果し、その後、善行に励む」となります。勿論、「両方やった方が良い」のですが。
上の例で言えば、自分の子供をしっかり食べさせて、つまり義務を果して、その後、近所の子供を食べさせる、つまり善行をするという順番になります。
 さて、質問は、「日本の貧困と世界の貧困、どちらを優先的に解決すべきか?」でした。
ここでは「主語」が抜けていますが、主語は、「日本政府」となるでしょう。「日本政府」の「義務」は、色々な言い方があるでしょうが、「【日本国民】が健康で、幸せで、豊かで、安全に暮らせるようにすること」でしょうか。
 つまり、「自国民の貧困問題を解決すること」は、日本政府の【義務】」である。外国の貧困問題を解決することは、外国政府の義務であって、日本政府の義務ではない。それでも外国の貧困問題解決をサポートする。それは義務ではなく、「善行」です。勿論、「出来る範囲で」サポートした方が良い。
しかし、「日本の貧困問題と世界の貧困問題、どっちを優先的に解決すべき?」と聞かれれば、当然「日本国内の貧困問題」となります。(質問して下さった、読者さんも同じ結論でした。)

義務よりも善行を優先すると、国が亡びることがある

 何故私は、こんなことを長々と書いているのでしょうか? 「日本よりも、近隣諸国のこと、世界のこと」を優先させる政治家がいたら、「ヤバいかも」と思った方が良い。つまり、「国益」よりも、「世界益」、「人類益」を語る政治家には注意した方が良い。
 勿論、それは「国益を得るために、ドンドン強気でいけ!」と言うのとは違います。これをやると国際社会で孤立して、「また敗戦」ということになりますから。(註: 今の中国がそう)
国益を追求するにしても、他国の利益とすり合わせてWINーWIN状態に持って行く必要がある。しかし、国益よりも、人類益、世界益を優先させる政治家が国のトップになると、「良いことがない」というのが歴史の教訓なのです。

 二つ例を挙げます。
一つは、ソ連最初で最後の大統領ゴルバチョフさん。この人は、アメリカ、西欧との和解を本気で推進し、「冷戦を終らせた人」です。日本や、欧米にとっては、「恩人中の恩人」と言えるでしょう。
 しかし、ロシアでは、全く人気がありません。理由は、ロシア人の立場に立てば解りますね。ゴルバチョフは、15共和国からなるソ連という国を「崩壊させた人」だからです。
ロシアは、東欧、コーカサス、中央アジアに位置する14共和国を失いました。経済はボロボロになり、国民は、年2600%のインフレに苦しむことになった。
 ゴルバチョフさんの行動は、確かに人類全体にとっては良いことでしたが、ロシア人の生活を破壊し尽したのです。国益よりも世界益、人類益を追求するとこんな結果になります。(註: アジアの開放を掲げて大東亜戦争を起した東条英機も同じ)

 もう1つの例は、ドイツのメルケルさんです。
メルケルさんのドイツは去年、「100万人」(!)の難民を受入れました。これは、ありえないほどの「善行」です。
しかし、その結果、「1日1000件の痴漢、強盗」という驚愕の事態が起った。

 <独、2015年大晦日の性犯罪は全国規模 16州中12州で発生 AFP=時事 1月24日(日)10時52分配信
 【AFP=時事】 ドイツの警察は、2015年12月31日に同国西部の都市ケルン(Cologne)で大規模に発生した性犯罪や強盗事件と同様の事件が、ドイツの全16州の内12州で発生していたと発表した。現地メディアが23日伝えた。

・ レイプ犯が外出先のビアホールから逃走、独ケルン
 昨年の大晦日の夜、新年を迎えようと大勢の人々で賑っていたケルン中央駅付近で、数百人の女性が主に北アフリカ系の容疑者から痴漢や強盗等の被害を受けた。
独紙・南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)等のドイツ報道機関がドイツ連邦刑事庁(BKA)の報告を引用して伝えたところによると、同様の事件は同国16州の内12州で発生していたという。
 南ドイツ新聞は同紙のウェブサイトに掲載した記事で、「一部で強盗事件も伴った性暴力は、我々がこれ迄に考えていたよりも大規模である」と述べ、各州が異なる度合いで事件の影響を受けたと付け加えた。
 最大の影響を受けたのはケルンがあるノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州で、約1000件の被害届が提出され、次いでハンブルク(Hamburg)州の約200件が続いた。>

 これも、国益より人類益、世界益を重視した結果です。(註: 日本でもそうですが、安い労働力を求める産業界の要望もあったのでしょう)
メルケルさんも、今決意して難民流入を止めなければ、「欧州キリスト教文明を崩壊させるきっかけをつくった首相」として、歴史に悪名を残すことになるでしょう。
(難民問題は、「彼等が祖国に戻ってもきちんと暮らせるよう」、「内戦終結支援」、「経済復興支援」をするべきです)

 読者さんの質問から、話が拡がってしまいましたが、私が言いたいことは、「国益を主張する政治家(註: 保守)と世界益、人類益を主張する政治家(註: リベラル)」がいたら、迷うことなく「国益を主張する政治家を選びましょう」ということ。
その次の段階は、「この政治家は、他国と不要な摩擦を起すことなく、国益を達成することが出来るだろうか?」と問うことです。

 そう言えば日本にも少し前に、国益よりも世界益、人類益を優先させる総理(註: 鳩山由紀夫)がいました。
僅か1年の間に、日本とアメリカの関係はボロボロになり、日本政府と沖縄の関係もメチャクチャになりました。「義務よりも善行を」、「国益よりも人類益、世界益を優先」させると、短期間で国はボロボロになるという良い例ですね。(註: 耳触りの良いスローガンには要注意)


関連記事

テーマ : 検証
ジャンル :

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。