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【RPE】2016年、日本はどう動く?

 今年、日本経済も厳しくなるでしょう。ナチスドイツやスターリンのソビエトに匹敵する共産党一党独裁の「大中華帝国」を倒すためには我慢しなければなりません。
 安全保障面では中国による日米分断工作に気を付けること。中国とは付かず離れずがベストです。先走って日本が中国バッシングをやると、アメリカに梯子を外される恐れがあります。あくまで戦略的に「対米従属に徹する(アメリカの前に出ない)」ことが、「バックパッシング(本文参照)」を避ける唯一の道です。


【RPE】★ 2016年世界はどうなる? 5~日本はどう動くべきか?
       ロシア政治経済ジャーナル No.1326
     2016/01/11              北野幸伯
http://archives.mag2.com/0000012950/20160111175000000.html

 全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。「2016年世界はどうなる?」シリーズ5回目です。
 (中略)
今回は、愈々日本です。それにしても、年初から大変な出来事が続々と起っています。

・ サウジがイランと国交断絶。
・ 中国株暴落に引きずられ、世界的株安に。
・ 原油価格が04年の水準まで下落。
・ 北朝鮮、また核実験(なんちゃって水爆実験)。

 今年は、大変な一年になりそうです。ところで、国の利益のことを「国益」と言います。色々ありますが、主なところは「経済」と「安全保証」。2016年、日本経済はどうなのでしょうか? これは、中国経済減速の影響で、厳しくなって行くでしょう。そして、中国経済悪化の理由は、大きく分けて二つあります。

1.中国経済が沢山の大きな問題を抱えていること。
2.覇権を維持したいアメリカが、「中国経済崩壊論」を日々拡散していること(=経済情報戦)。

 中国経済に様々な問題があることは、前から知られていました。
しかし、2015年3月に「AIIB事件」が起った時、57か国が競って参加した。当時は、中国経済に対する「楽観論」が「悲観論」を大きく上回っていたのです。
 しかし、親米国家群(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、イスラエル、ーストラリア、韓国等)がアメリカを裏切り中国についた「AIIB事件」で状況は大きく変りました。アメリカのメディアが「中国経済崩壊論一色」になって行ったのです。その結果が、今の中国経済です。つまり、アメリカは、「中国経済悪化でアメリカ経済も悪くなる」ことを承知で、「経済情報戦」を続けている。
 覇権を維持したいアメリカが、中国経済を悪化させる。中国経済悪化に引き摺られて、アメリカ経済も悪化する。日本も悪化する。こういう流れですので、日本の景気も厳しくなって行く。(因みに「アメリカ・リベンジ戦略」の詳細を知りたい方は、ダイヤモンドオンラインの記事を参考にして下さい。
● リベンジ~AIIBで中国に追い詰められた米国の逆襲(http://diamond.jp/articles/-/70786
ですから、「今年は日本経済厳しくなって行く」ことを覚悟して戦略を立てましょう。

▼ 2015年まで

 次に安全保障の話をします。
北朝鮮が核実験をして世界を驚かせました。そうなのですが、日本の実質的脅威は、経済力(GDP)、軍事費ともに世界2位、「日本に沖縄の領有権はない!!!」と宣言している中国です。
 毎回同じ話で恐縮ですが、中国は2012年11月、モスクワで【反日統一共同戦線】戦略を明らかにしました。その骨子は、

1.中国、ロシア、韓国で、【反日統一共同戦線】を作ろう!
2.3国一体化して、日本の領土要求を断念させよう!
 (断念させるべき領土とは、北方4島、竹島、【沖縄】(!!!)日本に沖縄の領有権はない!)
3.【アメリカ】を「反日統一共同戦線」に引入れよう。

 新規読者の皆さんから、「トンデモだ!!!」という叫び声が聞えて来ます。しかし、「解除」や「クレームメール」は、こちらの「絶対的証拠」を3回読んでからにして下さい。

 中国は、「日中で戦略的互恵関係を深めましょう!」等と言いながら、今も「反日統一共同戦線」戦略をせっせと続けている。「平和ボケ」で「お人好し」な我々日本人も、このことを一日たりとも忘れるべきではありません。
さて、2013年、中国は莫大なお金を投じ、全世界で「反日プロパガンダ」を行ないました。曰く、「安倍は右翼」、「安倍は軍国主義者」、「安倍は歴史修正主義者」。このプロパガンダは着実に浸透して行った。
 その結果が、2013年末から14年初めに起った「世界的安倍バッシング」だったのです。直接のきっかけは、総理の「靖国参拝」でした。中国のプロパガンダに嵌ったブルームバーグは、「安倍を罰するべきだ!」等と主張していました。
しかし、2014年3月の「クリミア併合」で、欧米の安倍バッシングは沈静化。
2015年3月の「AIIB事件」以降、日米関係は、とても良好になりました。
 一方、中国はアメリカを怒らせ、「最大の敵」に浮上しました。アメリカは、中国との戦いに集中するため、ロシアと和解した。それで「ウクライナ問題」は、事実上忘れ去られた。
更にアメリカは、中東への関与を大きく減しています。ISとの戦いをロシアにやらせ、アメリカは2011年の宣言どおり「アジアシフト」を進めている。
サウジとイランの国交断絶問題についても、アメリカ国務省の報道官は、「アメリカは、仲介する気はない」、つまり「アメリカに頼らないでくれ!」と断言しています。

1月6日付、読売新聞。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00050135-yom-int
<米国務省のカービー報道官は4日の記者会見で「我々はこの問題の仲介者になろうとしているかと問われれば、答えはノーだ」と述べた。>

 こうして世界は、はっきりと「米中冷戦時代」に突入したのです。

▼ 「よいポジション」にいる日本
 
 第2次大戦後のことを思い出して下さい。世界は、アメリカとソ連の「冷戦時代」に入りました。日本はアメリカ側にいて、「大きな利益」を得た。
何故かというと、「日本を軍事的に復活させたくない」アメリカが、日本の安全保障を全面的に引受けた。結果、日本は「経済成長」にのみ集中し、40年間続く「奇跡の成長」を実現したのです。
 しかし、ソ連が崩壊した頃、日本経済は「暗黒の20年」に突入しました。アメリカで「日本異質論」が台頭。アメリカは、「ソ連の後は日本だ!」とばかりに、激しいバッシングを行なった。あれは、何だったのでしょうか? 解りますね? アメリカは、「覇権」を維持したいのです。アメリカは、宿敵ソ連と組んで、日本、ナチスドイツをぶちのめした。
その後は、敵だった日本、(西)ドイツと組んでソ連を崩壊させた。
その後は、「経済覇権」の脅威だった日本経済をバッシングした。
それだけが理由ではありませんが、結果として日本は、「25年間GDP水準が変らない」という驚愕の事態になっている。一人当りGDPも、世界2位から27位(2014年)に転落した。
 繰返しますが、日本経済の低迷は、アメリカだけが原因ではありません。
しかし、事実としてアメリカはソ連崩壊後、せっせと「日本バッシング」をしていたのです。
その後もアメリカは、様々な国と戦争したりバッシングしたりして来ました。そして2015年、アメリカは、はっきりと中国に狙いを定めたのです。
アメリカと中国の覇権争奪戦が起っている
 このことを、私達ははっきり知っておく必要があります。そして、アメリカから見ると日本は、「中国と戦うための味方」である。恰も冷戦時代、日本は「ソ連と戦うための味方」であったように。
 「反日統一共同戦線」戦略では、「アメリカと中国が組んで、日本を叩き潰す」となっていた。ところが、日米中関係は二転三転し、現在は、「日本とアメリカが組んで、中国を叩き潰す」になっている。「米中が一体化して日本を潰す」と比べると「ずいぶんマシなポジションだ」と言えるでしょう。

▼ 日本が注意すべきこと1 ~ 中国の誘惑に騙されるな!

 2012年11月から現在に至るまで、中国は全世界で「反日プロパガンダ」を続けています。相当な成果を挙げているものの、「AIIB事件」でアメリカを怒らせ、逆に日米が親密になってしまった。
 で、今年中国はどう動くのか?
はっきり分るのは、「日本と和解することで、日米分断を謀る」。
2015年3月迄は、「日本の悪口を広めることで、アメリカを日本から引離す」作戦だった。
今は、「日中関係を良好にすることで、日本をアメリカから引離す」作戦に変更しています。(しかし、「反日プロパガンダ」も継続中。)
中国は、「GDP世界1のアメリカと3位日本が一体化していたら勝てない」ことを知っている。だから、色々な作戦で、「日米分断工作」を行なう。見た目の言動は変りますが、背後の「戦略」は不変なので要注意です。何が言いたいかと言うと、
 「日本は、中国に接近し過ぎるな!」ということ。
習近平が「会いましょう」と言ったら会って、「私は小さい頃、三国志が好きで特に諸葛孔明に憧れたものです。今は日本の首相になって、孔明というよりは劉備に近いですが。
孔明のような有能な軍師がいないのが悩みです。習主席は、有能な人々に囲まれて羨ましい限りです」等と世間話に終始し、具体的な「投資話」等は無視することです。

● 日本外交、今年の注意点。

・ 中国の戦略は、日米分断。

 中国は今年、「日本に接近する」ことで、日米分断を謀る。
だから、日本は、中国に接近し過ぎてはならない。

▼ 日本が注意すべきこと2 ~ 中国を過度にバッシングするな!

 アメリカは、「目的のためには手段を選ばない国」です。既述のように、日独に勝つためには、宿敵ソ連と組む。日独に勝ったら、今度は日独と組んでソ連を潰す。日本のリベラルがよく言う、「梯子を外す」こともよくあります。
 例えば08年8月、旧ソ連のグルジア(ジョージア)は、ロシアと戦争し、結果、アプハジアと南オセチアを失いました。この時グルジアの大統領だったサアカシビリは、「親米傀儡」だった。グルジアは、この戦争の後、「アメリカから捨てられた」ような状態になっています。
14年2月、アメリカは、ウクライナの革命を支援しました。
● オバマの告白映像はこちら
 親ロシア・ヤヌコビッチ政権が倒れ、親欧米傀儡政権が出来た。
3月、ロシアはクリミアを併合。ウクライナは、新政府軍と東部親ロシア派の「内戦状態」になりました。しかし、実際は、欧米とロシアの「代理戦争」だった。ウクライナの親米傀儡ポロシェンコ大統領は、国際社会で激しくロシアを非難し続けた。アメリカ、特にバイデン副大統領はしばしばウクライナを訪れ、ポロシェンコを煽っていました。
 しかし、アメリカは2014年8月、ISへの空爆を開始。
2015年3月にAIIB事件で、中国が最大の問題になった。それで、ウクライナ問題は忘れられてしまった。「ウクライナは梯子を外された」と言っても良いと思います。
 最後にもう一例。
シェール革命で、アメリカは既に世界一の産油国、産ガス国に浮上しています。結果、中東への関心が著しく薄れた。それで、アメリカは、サウジアラビアやイスラエルに、とても冷淡になっています。今回のサウジとイランの対立。既述のように、「アメリカは仲介する心算はない!」と断言している。

 以上三つの例から解ることは何でしょうか?
「アメリカは、他国を遠慮なく利用し、利用価値がなくなるとあっさり捨てる」ということ。
特にどういう風に使うかというと、
「敵と戦うために、【他国】を【駒】として使う」。これを「バックパッシング」と言います。
 例えばアメリカは、ロシアを叩くために、自分は戦わず、グルジアやウクライナに戦わせた。言葉は悪いですが、グルジアやウクライナは、ウルトラセブン(=アメリカ)の「カブセル怪獣」のような立場。ただ、ウルトラセブンは、「カプセル怪獣」を愛していますが、アメリカは、グルジアやウクライナを「使い捨て」し、「愛がない」ところが違います。
 アメリカは、日本の軍事同盟国です。
「日本には沖縄の領有権がない!」と宣言している中国が、尖閣・沖縄への侵攻を躊躇している唯一のファクターはアメリカです。だから、アメリカとの関係は、「最重要」。しかし、あまりアメリカを信用し過ぎて、ロシアと戦争させられるハメになったグルジアやウクライナの二の舞になることは、絶対に避けなければなりません。

▼ 対中国で日本は、アメリカの「オウム」になれ

 情けない話ですが・・・。

・アメリカとの関係を損なわず(=中国に接近し過ぎず)、
・アメリカに利用されて中国と単独で戦うハメになるのを避ける。

 方法がこれです。
日本は対中国に於いて、「アメリカに同調することに徹する」。
アメリカが、「中国は南シナ海埋立てを止めろ!」と批判する。すると日本も、「そうだそうだ!」と言う。アメリカが、「サイバー攻撃を止めろ!」と批判する。すると日本も、「そうだそうだ!」と言う。
 何故、そうなのでしょうか? 「バックパッシング」という話を既にしました。
日米中の関係で言えば、「アメリカが中国に勝つために、自分で戦わず、【日本】に戦わせること」。これが「バックパッシング」です。
もう一つ「バランシング」(直接均衡)というのがあります。
これは、日米中関係で言えば、「中国に勝つために、アメリカが直接先頭に立ち、(例えば)中国包囲網を形成する」
つまり、「他国をぶつける」のではなく、「自国が責任を持って中国と戦う」のです。
 日本の国益は、「アメリカが対中バランシングを行なうように持って行くこと」です。これは、日本が「アメリカのカプセル怪獣として中国と戦争する」ことを回避する道です。だから対中国については、「何時もアメリカがその中心にいる」状態を維持しなければならない。それで、「アメリカが中国を批判したら、それに追随する」のです。
 日本が、「反中の急先鋒」になると、「梯子を外される」可能性が出て来ます。グルジアやウクライナは、唆されて反ロシアの「先陣」になってしまったので、酷い目に遭ったのです。
中国に接近し過ぎてもダメ、批判し過ぎてもダメ。アメリカとの関係を緊密にしなければダメ。しかし、アメリカを喜ばせるために中国バッシングし過ぎてもダメ。ということで、何だか複雑に感じますが。しかし、私達の実生活を見れば、そんなに難しくはありません。私達は皆、複雑な人間関係の中で、「バランスを取りながら」生活しています。国際関係もそういうことなのです。
誰ともなるべくケンカせずに、目的を達成して行く。目的とは、言う迄もなく、「日本の自立」です。


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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