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プーチンの大戦略

 この記事が公開された丁度1ヵ月後の11月13日、パリ同時多発テロ事件が起り、その
11日後の11月24日、トルコによるロシア軍機撃墜事件が起きています。
この流れの行き着く先はロシア(+イラン)の中東覇権掌握であり、更にその先には米ドル基軸通貨体制の崩壊が見えています。
 日米は環太平洋版NATO(相互安全保障+TPP)の構築を急がないと日米安保体制も危うくなります。もし、間に合わない時にはどうするか。
世界情勢は激しく流動しており、安倍政権が少しでも舵取りを誤ると、日本丸が難破しかねません。


MONEY VOICE
プーチンがいま考えていること。ロシアが米国を倒す5つのステップ
    2015.10.13             北野幸伯(きたの よしのり)
http://www.mag2.com/p/money/5719~2)

 「イスラム国」やシリア反政府勢力を攻撃し、アサド政権を支援するロシア・プーチン大統領。その狙いは原油のドル決済(ペトロダラーシステム)に代表される、戦後の米ドル基軸通貨体制の打倒にある――ロシア在住歴25年の国際関係アナリスト・北野幸伯氏が解説します。

〔ロシア・プーチンによる米ドル基軸通貨体制への挑戦〕

● シリア問題の行き着く先は?「あり得るシナリオ」を検討する

 ロシアによるシリア・イスラム国攻撃の真剣度が増して来ました。空爆だけでなく、海軍も攻撃を開始しています。
プーチンらしいやり方です。
米軍は、1年以上もイスラム国を空爆し続け、全く何の効果もありませんでした。むしろイスラム国の支配地域は拡大し、シリアのアサド政権を脅かすようになって来た。
 それでロシアは、「アメリカは、イスラム国をアサド打倒のために利用している」と見ているのです。一方ロシアは、「中東の事実上の同盟者アサドを守る」という目的がはっきりしているので、ガンガンやっています。
 
 さて今回は、「こうすればプーチンは、アメリカに止めを刺せるよね」という方法について。勿論、私の空想です。
空想ですが、「あり得るシナリオ」でもあります。
私自身は、アメリカの完全没落を願っていません。対中国で日本が困ることになるからです。世界経済もメチャクチャになるでしょうし。

★ 第1段階: プーチンは短期間で「イスラム国」を掃討する

 圧倒的残酷さで、「世界共通の脅威」になった「イスラム国」。米軍は「ダラダラ」空爆を1年も続け、何の結果も出ていない。「本気で勝つ気あるの?」と疑いたくなるのは、ロシア人だけではないでしょう。

 プーチンは、世界共通の敵「イスラム国」を3~4ヶ月で壊滅させ、世界の英雄になります。(※この「なります」は、予測ではなく、「なりたいです」という意味です。いまお話ししていることは、私が「プーチンの脳内で起っている」ことを想像しているのです)

★ 第2段階: プーチンは、アサド政権を守る

 ロシアはイスラム国と同時に、シリアの「反アサド派」を攻撃している。それで、シリア国内から「反アサド勢力」は一掃され、アサド政権が盤石になります。(プーチンは盤石にしたい)

★ 第3段階: プーチンは、シリア、イランとサウジアラビアを和解させる

 「中東」と言うと、「皆イスラム教徒」というイメージですが、シーア派とスンニ派が争っています。もっと言うとシーア派のイランと、スンニ派のサウジアラビアを中心とする争い。

 プーチンは、そのイランとサウジアラビアを和解させます。

 「不可能だ!」と思いますね。しかし、最近事情が変って来ているのです。というのは、今年7月、アメリカはイランと和解しました。

 「イラン核問題の包括的解決を目指し、ウィーンで交渉を続けて来た6カ国(米英仏露中独)とイランは14日、「包括的共同行動計画」で最終合意した。イランのウラン濃縮能力を大幅に制限し、厳しい監視下に置くことで核武装への道を閉ざす一方、対イラン制裁を解除する。2002年にイランの秘密核開発計画が発覚してから13年。粘り強い国際的な外交努力によって、核拡散の可能性を減じる歴史的な合意となった」
出典:<イラン核交渉>最終合意 ウラン濃縮制限、経済制裁を解除 – 毎日新聞 7月14日(火)

 これに衝撃を受けたのがサウジとイスラエルです。「アメリカに見捨てられた!」と感じている。それで彼等は、ロシアに接近し初めている。

 何故アメリカは、イランと和解したのでしょうか?

 「シェール革命」で、天然ガス生産でも原油生産でも世界一に浮上したアメリカ。「自国にたっぷり資源がある」ことを理解したアメリカにとって、(資源たっぷりの)中東の重要性が薄れたのです。

 それで、ロシアが中東で影響力を拡大出来る条件が整っている。「でも、ロシアは中東で影響力を拡大してどうしたいの?」

★ 第4段階: プーチンは中東の覇権を握る

 アメリカに捨てられて困っているサウジアラビアとイスラエル(=ユダヤ教)。元から親ロシアのイラン、シリア(アサド政権)。

 プーチンは、イスラム教シーア派、スンニ派、ユダヤ教を和解させ、「中東の覇権」を握ります。(握りたい)

★ 第5段階: 「ペトロダラーシステム」と「ドル崩壊」

 アメリカは、世界一の財政赤字国、貿易赤字国、対外債務国。それでも、今まで破産していない。

 その理由は、ドルが「基軸通貨」(=世界通貨、国際通貨)だからです。

 第2次大戦以降、ドルと金(ゴールド)はリンクしていた。ところが、それでドルがどんどんアメリカから流出して困った。そこでニクソンは1971年、「ドルと金(ゴールド)の交換を止める!」と宣言します。(=ニクソンショック)
これで、ドルは「ただの紙切れ」になった。しかし、今に至る迄「ドル=基軸通貨」の地位を維持しています。何故でしょうか?
その大きな理由が「ペトロダラーシステム」。つまり「原油はドルでしか売らない」仕組。ニクソンは、

1.アメリカはサウジアラビアを守る
2.サウジ王家を守る

 ことを条件に、「石油販売は全てドルで行なう」ことを約束させました(1974年)。OPEC諸国もサウジに従い、「石油の売買は全てドルで」が世界のスタンダードになった。この体制は1975年から2000年迄続きました。

 ところが2000年9月、イラクのフセインが「イラク原油の決済通貨をドルからユーロにかえる!」と宣言。同年11月、実際に変えてしまった。
彼はそれでどうなったか?皆さんご存知ですね。(イラク戦争の公式理由=「大量破壊兵器」「アルカイダ繋がり」はどちらもウソだったことが明らかになっている)これをきっかけに「ドル離れ」のトレンドが形成されて行きました。

 その後起ったこと。

■ユーロの流通量がどんどん増え、06年ドルを超えた。
■イランが原油の決済通貨をドル以外の通貨にかえた。
■中東産油国が「湾岸共通通貨」の導入を検討し始めた。
■原油高で潤っていた時代のプーチンは、「ルーブルを世界通貨にする!」と宣言していた。

 これらが、「100年に1度の大不況」の大きな“裏”要因だったのです。この話、新しい読者さんには、「トンデモ系」と思えるかも知れません。しかし、証拠は山ほどあります。もっと詳しく知りたい方は、「完全無料」のこの情報をゲットしてください。
(※世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】

 と言う訳で、

1.イスラム国を掃討する。
2.反米親ロのアサド政権を盤石にする。
(反アサドのIS掃討ー現段階)
3.アメリカに捨てられたサウジと、イランを和解させる。
4.イスラム諸国とイスラエルを和解させる。
そして、
5.ロシアが中東の覇権を握る。
 その後はどうするか? アメリカに捨てられたサウジアラビアを説得し、
6.原油の決済通貨をドル以外にさせる。(ルーブル?、元?)

 これで、アメリカの覇権は終りです。

 勿論、既述のように、これは私の想像に過ぎません。しかし、「ロシアに25年住み、プーチンを観察して来た男(=私)の想像」なので、全然「あり得ない」という訳でもありません。

 更に、仮にプーチンがそう考えていても、「相手がいる」話ですから、上手く行くかどうかも分らない。ロシアも、「制裁」、「原油安」、「ルーブル安」で相当苦しいですから。
何れにしても、「シリア」、「ウクライナ」、「東、東南アジア」何処を見ても、「戦国時代」です。


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日月の民草

Author:日月の民草
 ハンドルネーム666です。

五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、
六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、
666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ。
(五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第15帖)

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